QQQとVGTは、どちらもアメリカのテクロノジー関連銘柄に投資するETFです。
私自身この2つが気になったので調べてみたところ、似ている部分はありつつ、大きく異なる部分もあることが分かりました。
同じようにQQQ・VGTを検討されている方にも、ご参考いただければ幸いです。
基本情報
まず、QQQとVGTの基本情報を見ていきます。
| ティッカー | QQQ | VGT |
|---|---|---|
| 銘柄名 | インベスコQQQ 信託シリーズ1 | バンガード・米国情報技術セクターETF |
| 設定日 | 1999/03/10 | 2004/01/26 |
| 経費率 | 0.20% | 0.10% |
| 配当利回り | 0.54% | 0.68% |
| 上場市場 | ナスダック | NYSE Arca |
| 指数連動 | ナスダック100 | MSCI USインベスタブル・マーケット・情報技術25/50インデックス |
| 銘柄数 | 102 | 315 |
| 決算回数 | 年4回 | 年4回 |
| 基準価格(米ドル) | 452.82 (2024/05/15) | 536.21 (2024/05/15) |
| 純資産総額(百万米ドル) | 248,359.70 (2024/04/30) | 62,532.73 (2024/04/30) |
| 騰落率(1年) | 39.35% | 39.05% |
| 騰落率(2年) | 53.89% | 57.51% |
| 騰落率(3年) | 41.42% | 50.84% |
| 騰落率(5年) | 153.30% | 172.35% |
投資先セクター比較
続いてセクターを比較してみます。

どちらも電子テクロノジー、テクノロジーサービスの比重が非常に大きいことが分かりますが、VGTは特にその傾向が顕著です。
QQQは上位1位〜2位の電子テクロノジー、テクノロジーサービスの合計が63.11%ですが、同VGTでは実に95.78%を占めています。
似ていると考えられがちなQQQとVGTですが、投資先セクターで見ると、実際には性格が大きく異なると言えそうです。
私個人はもともとQQQには攻めの尖ったイメージを持っていましたが、VGTと比較すると、不思議とQQQのほうが遥かにマイルドな銘柄にすら見えてきます。
あくまでVGTの比較においてのみ言えばですが、VGTには含まれない非耐久消費財セクター(食料品、飲料、洗剤、化粧品、服、トイレットペーパーなどの生活必需品)や、通信セクターなどを含むため、QQQは景気後退時には、多少守りが効いているとは言えそうです。
組入上位銘柄 比較
続いて、組入上位銘柄を見ていきます。
| QQQ | VGT | |
|---|---|---|
| 1位 | Microsoft (8.61%) | Microsoft (17.30%) |
| 2位 | Apple (8.07%) | Apple (15.29%) |
| 3位 | NVIDIA (6.49%) | NVIDIA (11.91%) |
| 4位 | Amazon (5.25%) | Broadcom (4.40%) |
| 5位 | Broadcom (4.65%) | Salesforce (2.00%) |
| 6位 | Meta (4.56%) | AMD (1.96%) |
| 7位 | Alphabet-CL A (2.82%) | Adobe (1.60%) |
| 8位 | Alphabet-CL C (2.74%) | Cisco (1.46%) |
| 9位 | Costco (2.50%) | Accenture-CL A (1.44%) |
| 10位 | Tesla (2.32%) | Oracle (1.44%) |
上位3位まではマイクロソフト、アップル、エヌビディアが並びますが、4位以降はBroadcomを除けば、大きく異なっています。
各銘柄の比率を見てみると、VGTでは上位3銘柄の比率が、実に全体の44.5%を占めています。同QQQの23.17%と比較しても、VGTの偏りが大きいものになっていることが分かります。
また、VGTの構成銘柄にはAmazon、Alphabet(Google)、Meta(Facebook)は含まれておらず、いわゆる有名なGAFAMに期待していて、優先的に投資したいという方であれば、QQQ一択と言えるでしょう。
純粋にアメリカの情報技術セクター銘柄に投資したい場合は、VGTは良い選択肢になると思います。
上位10位のウェイト(比重)
| QQQ | 48.00% |
|---|---|
| VGT | 58.81% |
上位10位のウェイトを見ると、VGTは58.81%で、QQQよりもウェイトが高く偏っています。
銘柄数で言えば、315銘柄のVGTのほうが分散が出来ていると考えることもできますが、前述の通りVGTは上位3銘柄が全体の44.5%を占める点にも注意が必要でしょう。
パフォーマンスを追求しつつ、少しでも銘柄分散を効かせたいのであれば、QQQを選ぶほうがリスクを低くできる可能性があると言えそうです。
過去のトータルリターン
最後に、過去のトータルリターンを見ていきます。
(記事執筆時点の2024年5月16日時点を基準にしています)
1年間

1年間では、QQQが39.1%。VGTが38.5%。
QQQのトータルリターンがVGTを0.6%上回りました。
2年間

2年間では、QQQが53.6%。VGTが56.8%。
VGTのトータルリターンがQQQを3.2%上回りました。
3年間

3年間では、QQQが41.1%。VGTが50.1%。
VGTのトータルリターンがQQQを9%上回りました。
5年間

5年間では、QQQが152.8%。VGTが171.1%。
VGTのトータルリターンがQQQを19.3%上回りました。
10年間

10年間では、QQQが460.0%。VGTが557.7%。
VGTのトータルリターンがQQQを97.7%上回りました。
15年間

15年間では、QQQが1,447.5%。VGTが1,500.7%。
VGTのトータルリターンがQQQを53.2%上回りました。
VGT設定来(約20年間)

VGT設定来(約20年4ヶ月弱)では、QQQが1,271.0%。
VGTが1,202.6%。QQQのトータルリターンがVGTを68.4%上回りました。
上記の結果をまとめると、以下となります。
| QQQ | VGT | |
|---|---|---|
| 1年比較 | ◯ | – |
| 2年比較 | – | ◯ |
| 3年比較 | – | ◯ |
| 5年比較 | – | ◯ |
| 10年比較 | – | ◯ |
| 15年比較 | – | ◯ |
| VGT設定来比較 | ◯ | – |
1年間・VGT設定来(約20年間)で比較すると、QQQのほうが良いパフォーマンスを出しています。
2年間〜15年間の比較では、全てVGTのほうが良いパフォーマンスを出していることが分かります。
特に10年で見た時には、VGTがQQQを97.7%上回り、高い成果を出していました。
まとめ
以上の結果を踏まえると、どちらも優れたETFであると結論付けて良いでしょう。
GAFAMに投資したいのであればQQQを、GAFAMにこだわらず、純粋にアメリカの情報技術セクターに投資したいのであればVGTが候補になりそうです。
但しどちらも値動きが激しいため、私であれば自分のポートフォリオのメイン資産にQQQやVGTを据えることはせず、トッピング的な使い方をしたいと思います。
この記事がご参考いただければ幸いです。
※記事掲載銘柄の数値などは、記事執筆時点でアクセス可能な情報を元に作成しております。情報の正確性には留意しておりますが、変動する数値も多いため、実際の投資判断の際には必ずご利用の各証券会社や、ETF公式情報などをご確認ください。
※投資に関する決定は、ご自身の責任・判断で行っていただきますよう、お願い致します。当サイトの情報を利用することで生じたいかなる損失や損害に対しても、一切の責任は負いかねます。
【みんな使ってる!】業界最高水準、Pすぐ貯まる
【期間限定 7/31迄!】ハピタス始めるなら今がお得
【ポイントWで貯まる】ハピタス経由するだけでお得