最近の円安を受け、「ドルでも資産保有し、米国ETFに外貨投資だ!」と意気込んでいた矢先、日銀介入で円高に。
私の場合、改めて為替変動はあっても意識しすぎず、比較的 穏やかな気持ちで取り組める「東証ETF」銘柄についても、理解を深めておきたいと思うきっかけになりました。
今後シリーズで 【東証ETF 銘柄探求】 としまして、私が気になっている東証ETFを、有名どころを含め記事にしておきたいと思います。
東証ETFを検討されている方にも、ご参考いただければ幸いです。
概要
第1回ということで、メジャーな東証ETFである「MAXIS 全世界株式(オール・カントリー)上場投信(2559)」を取り上げさせていただきます(以下 2559 と呼称)。
2559といえば、これ1本で全世界の株式へ投資できる東証ETF。投資信託の「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」、通称「オルカン」のETF版とも言われています。
2559は、円換算した「MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス」に連動する投資成果をめざして運用を行い、約45の先進国及び、新興国の大型株・中型株から、時価総額が最も大きい約2,700銘柄で構成されています(※参考:MSCI、2024年4月30日 時点)。
| 銘柄コード | 2559 |
|---|---|
| 上場市場 | 東証ETF |
| 投資対象 | 約45の先進国及び、新興国の大型株・中型株 |
| 組入銘柄数 | 上記国と地域のうち、時価総額が最も大きい約2,700銘柄 |
| 基準価格(円) | 19,421.00 (2024/05/02) |
| 純資産総額(百万円) | 48,742.00 (2024/04/30) |
| 決算日 | 年2回(6/8、12/8) |
| 分配利回り | 1.41% |
| 信託報酬(税込) | 0.0858% |
| スプレッド | 0.05% |
| 騰落率(1年) | 32.89% |
| 騰落率(3年) | 60.43% |
| 騰落率(5年) | データ無し |
信託報酬は東証ETFでもかなり安い方で、キャピタルゲインは勿論のこと、1.41%と高くはないまでもインカムゲインも享受できるため、長期保有しやすいと考えられます。
組入上位銘柄
| 順位 | 銘柄 | 国・地域 | 業種 | 比率 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | MICROSOFT CORP | 米国 | ソフトウェア | 4.0% |
| 2 | APPLE INC | 米国 | テクノロジ・ハードウェア・機器 | 3.9% |
| 3 | NVIDIA CORP | 米国 | 半導体・半導体製造装置 | 2.6% |
| 4 | AMAZON.COM INC | 米国 | 一般消費財・サービス流通・小売り | 2.2% |
| 5 | META PLATFORMS INC-CLASS A | 米国 | メディア・娯楽 | 1.5% |
| 6 | ALPHABET INC-CL A | 米国 | メディア・娯楽 | 1.1% |
| 7 | ALPHABET INC-CL C | 米国 | メディア・娯楽 | 1.0% |
| 8 | ELI LILLY & CO | 米国 | 医薬品・バイオテクノ・ライフ | 0.8% |
| 9 | TESLA INC | 米国 | 自動車・自動車部品 | 0.8% |
| 10 | BROADCOM INC | 米国 | 半導体・半導体製造装置 | 0.8% |
組入銘柄は、オルカン同様60%以上が米国の大型株となっています。
米国にそんなに比重をおいて言いのかと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、時価総額上位の企業はそもそもグローバルに事業を展開しているケースが多いもの。
広く事業展開している分 国・地域のリスク分散に期待が出来る他、新興国市場を含め今後も世界経済の成長がある限り、その恩恵を受けられると考えられます。
組入上位10ヶ国・地域
| 順位 | 国・地域 | 比率 |
|---|---|---|
| 1 | 米国 | 61.8% |
| 2 | 日本 | 5.5% |
| 3 | イギリス | 3.3% |
| 4 | フランス | 2.7% |
| 5 | カナダ | 2.6% |
| 6 | スイス | 2.2% |
| 7 | ドイツ | 2.0% |
| 8 | インド | 1.7% |
| 9 | オーストラリア | 1.6% |
| 10 | 台湾 | 1.6% |
組入上位10ヶ国・地域は上記。全世界に分散投資することで、上述の通り個別の国・地域の株式市場のリスクを軽減することができるでしょう。
また、長期投資を前提とするのであれば、為替変動や新興国市場のリスクについても、ある程度抑えた投資結果を期待できます。
組入上位10ヶ国の中には、今後成長が著しいと考えられるインドも1.7%含まれていますし、世界経済の成長を取り込みつつ、リスクも分散したい場合に有力なETFと言えるのではないでしょうか。
以下、2559のメリットとデメリットについても、もう少し詳しく見ていきたいと思います。
メリット
何と言ってもこれ一本に投資するだけで、世界経済の成長をまるっと取り込めるお手軽感が、何よりのメリットと言えるのではないでしょうか。
ご自身での銘柄選定や入れ替えの必要もありません。高配当とは言えないまでも、配当金も出ます。
通常の個別株同様にリアルタイムで取引できるため、「オルカンでの投資信託だと取り崩すタイミングが不安なんだよね」といった方にもフィットしそうです。
信託報酬は、東証ETFの中でも低めの0.0858%なのも有り難いポイントです。
投資信託「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」の運用管理費用(信託報酬)(税込)0.05775%と比較すると少し高くはなりますが、その差は0.02805%。
十分優秀と言えるのではないでしょうか。
デメリット
為替ヘッジを行わないため、為替変動の影響は直接受けます。
新興国が組み入れられている分のリスクはあり、リスク回避の観点から先進国への投資を好む方には、向かないかもしれません。
また、同じ東証ETFの「iシェアーズ S&P 500 米国株 ETF(1655)」や、「MAXIS 米国株式(S&P500)上場投信(2558)」と比較すると取引数がやや少ない点は気になるところ。
大量の注文が入ると、比較的株価が大幅に動きやすい、という事は言えるかもしれません。
まとめ
【東証ETF 銘柄探求】 と題し、今回は王道にして基本とも言える、MAXIS 全世界株式(オール・カントリー)上場投信(2559)を取り上げました。
国・地域と銘柄数の広さ以外に強烈なキャラクターこそ感じない2559ですが、その王道感こそが、長期投資においては魅力と言えそうです。
仮に私が購入するとすれば、他に高配当の個別株や米国ETF・東証ETF等を据え、2559で平均的な世界経済の成長をキャピタルゲインに取り込む、といった使い方をすると思います。
また、数年〜10年以上保有することでインカムゲインを育てることも出来そうなので、そこにも期待して保有する、というのもアリかもしれません。
この記事がご参考いただければ嬉しいです。
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